成田空港の視察
掲載日:2008.05.30
民主党国土交通部門で新東京国際空港(成田空港)の視察に行きました。衆参の国会議員8名と地元の総支部長(次期衆議院候補予定)の谷田川元氏が参加。 管制塔とレーダー室を見学した後、現在2180mで運用されている平行滑走路の2500m化に向けた工事の現場に案内されました。平成22年3月には年間22万回の発着が可能になるとのこと。空港脇の道路に成田空港開港時に強制代執行の際に殉職した警察官3名を慰霊した碑が建っていました。そして、今なお立ち退きを拒否している農家の住まいと土地。その40m上空を飛行機が破裂するような騒音をまき散らしながら飛んでいる。不合理な現実を直視して、どうしてこんなことになってしまったのかと改めて考えさせられました。
空港視察後、成田市内のホテルで、成田市長、多古町長、横芝光町長の3人と意見交換を行いました。成田空港の歴史的経緯を振りかえり、成田は国際線、羽田は国内線という分離論に固執するのは、なかなか世論の理解を得られない状況です。そして、成田限界論に対抗するためにも、周辺市町が一致協力して、成田空港周辺の魅力を高めていくことの必要性を強く感じました。