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掲載日:2013.11.12

20131112a 欧州環境庁においてEUの法制度の立案などに大きく貢献されているゴーム・ディエ氏を招いてGLOBEJapanと日本生態系協会共催の勉強会「EUのグリーンインフラ戦略と自然資本」が開催されました。 【長浜は司会を担当】 グリーンインフラは、自然の回復を通じて、生態的・経済的・社会的利益をもたらすことが実証された手法であり、例えば、洪水予防のインフラ建設の代わりに、激しい降雨により溢れ出た水を自然の湿地帯に流し込む解決策などがあり、従来の建設よりも費用が抑えら…れることが多く、維持期間も長いことなど環境への利点の他に、雇用創出、魅力的な生活・職場空間の創造といった社会的利点も生まれることが指摘されています。EU域内でも異常気象による洪水などの被害があり、グリーンループ、グリーンウォールなど様々な施策により対策に乗り出しているとの事でした。日本もグレーインフラからグリーンインフラへ転換し、より強靱な国土を目指していかないといけません。 GLOBEJapanとは・・・EU、米国、日本の国会議員有志が地球環境問題に関する立法者間の国際協力を推進するため、1989年に設立された国際的な議員連盟で、日本は90年に公式参加しました。 グリーンインフラとは・・・身近な例でいうと学校や公共施設などで見られる屋上の緑地化や緑のカーテンなどがあげられます。