APECから帰国

掲載日:2011.11.15

167-1167-2 167-3167-4 167-5 今回は会議の重要性はもちろんですが、三大バイ会談(首脳同士の二国間会談)が立て続けに行われたことが印象に残りました。 11月12日、まずは午前10時45分~11時20分、先週のG20で立ち話をして以来の中華人民共和国の胡錦涛国家主席。長い歴史を持つ隣国である中国との友好関係を維持することは大切であり、大局的見地に立っての首脳外交が肝要。少し緊張感のある固い雰囲気でしたが、東洋的な礼節を感じました。野田総理の訪中に関心が高まっています。 次は正午過ぎから約55分間、今回のAPECの議長国であるアメリカ合衆国のオバマ大統領。9月の国連総会の際のバイ会談に続き2回目。何となく目が合うとお互いに笑みがこぼれる明るいムード。ハワイで開催されていることもあり、まさにアメリカン“ハーイ”という感じでご対面。しかし、クリントン国務長官やブライソン商務長官も同席している会談に入ると具体的な懸案事項に緊張感が走ります。そりゃそうでしょう、国益を担うトップリーダー同士の話なんですから。でも最後にはウマが合うのか(失礼!)お互いの信頼感が伝わってくる暖かさの中で、来週(インドネシアのバリで開かれる東アジア首脳会議EASの席上で)また会いましょうと言ってGood-bye. そしてロシアのメドベージェフ大統領との初会談。静かなビジネスマン風の普通?な方、政治家らしくない(ホメ言葉?!)。エネルギー開発に熱心なご様子、当方は北方領土返還。来年のウラジオストクAPECの成功をお祈りいたします。