G20

掲載日:2011.11.06

168-1168-2 168-3168-4 168-5 11月3日午前0時40分にニース空港に到着。もちろん真っ暗。カンヌまで30分ほど車で走る。南仏の風光明媚な海岸像・・・かもしれないが、まったく夜の闇でわからない。ホテルにつきシャワーを浴びたらもう2:00am。朝は6時に起きて朝食、打合せ。しかし今日は一日中会議、総理は大変だ。昼食も夕食も各国首脳とともに仕事をしながら、その間に首脳会談が続々と入る。総理を目指す人は知力、気力、体力の3本柱がそろってないと無理みたい(金力は関係なし?!)。  今回の議題は「世界経済情勢/成長のための行動計画」ですが、何と言っても欧州債務問題としかいいようがないでしょう。ギリシャの突然の国民投票について、フランスのサルコジ大統領やドイツのメルケル首相をはじめとしてすべての参加首脳、財務大臣等は振り回されていた感じ。緊張感と切迫感を強く意識しました。 午前中に英国のキャメロン首相と会談。44歳の才気煥発な若きリーダーを前にすると、野田総理も(もちろん私も)いい歳になったなぁと思ってしまう。ポンドという自国通貨を持ちEUのメンバー国としてユーロ危機に向かい合っている。 続いて日EU首脳協議。ファン・ロンパイ欧州理事会議長は前ベルギー首脳。自ら俳句集を出版する静かな文化人風。一方、バローゾ欧州委員会委員長は元ポルトガル首相でエネルギッシュな雄弁家で動のイメージ。名コンビだ。 午後からは東西文化の接点であるトルコのエルドアン首相との会談。 二日目もずっと朝から全体会合。午前中、メルケル独首相との会談も入った。旧東独出身の物理学者であり、明るく聡明な方に思えた。 午後には古賀連合会長はじめ、欧州の労働界のリーダーと懇談。そしてかのビルゲイツ/マイクロソフト社会長と国際保健分野の協力やポリオ対策について論議。 会談終了後慌ただしく荷物をまとめて空港へ。。 ふぅーーー。