母校にて
掲載日:2011.10.24
今日は早稲田大学にて杉原千畝氏の除幕式がありました。
鎌田総長はじめ、イスラエル、リトアニア、ポーランド各国大使も参加されました。
この杉原氏は元外交官で、第二次世界大戦下、リトアニアの在カウナス日本領事館に領事代理として赴任していました。当時のリトアニアは反ユダヤ主義をとるソ連に合併され、各国の領事館・大使館は閉鎖されようとしていました。ドイツ占領下のポーランドから逃亡してきた多くのユダヤ人は、通過ビザを求め各国の領事館・大使館に群がっている状況にありました。そんな中、杉原氏は同盟国ドイツとの兼ね合いから反対する母国外務省の方針に背いてユダヤ人たちに無制限でビザの発給をしたのです。その結果、約6000人が国外へ脱出でき命が助かったのです。
「野に在って他を頼らず、自ら考え自ら行動する、自立の精神」
早稲田における“在野の精神”を実行したのだと思います。