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長 浜 博 行 君: |
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長浜博行です。
私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました平成十五年度決算外二件につき、反対することを表明し、討論を行います。(拍手)
集中豪雨に見舞われる地域がある一方で、渇水が続くところもあります。昨今の異常気象は、先ほどの委員長の報告にもありました地球温暖化問題と密接に関係するものと思われます。事の重要さからかんがみて、小泉総理におかれましては、人類の生存をも左右する喫緊の課題にこそ、そのたぐいまれなる執着心を発揮していただきたいと願うものであります。(拍手)
小泉内閣による二度目の予算編成となった平成十五年度予算は、当初予算ベースとしては初めて国債依存率が四〇%を超え、四四・六%に達する借金地獄予算となりました。国債発行額を三十兆円以下に抑制するという小泉総理の公約は、この前年にあっさり破棄されており、国債発行額は実に三十六・四兆円にまで膨らみました。
財務省が先週発表した国債や借入金などの国の債務、借金の残高ですが、三月末時点で七百八十一兆五千五百十七億円となっており、昨年三月末より七十八兆四千三十八億円も増加しております。そして、ついに国と地方を合わせた借金の総額は一千兆円の大台を突破したのではと言われております。
言うまでもなく、これは自然現象などではなく、現政権の経済失政によるものです。しかし、驚いたことに、首相の諮問機関である政府税制調査会は、税金のむだ遣いをやめることなどの歳出削減や不平等税制の是正措置を講ずることもなく、サイレントマジョリティーであるサラリーマンへの増税という形で歳入欠陥を国民に押しつけようという、とんでもない報告書をまとめました。これに対して、私ども民主党は、一昨日、岡田代表を本部長とするサラリーマン増税対策本部を立ち上げ、納税者の怒りを集結し、次の政権を担う政党の責務として、国民運動を展開していくことを決定しました。
歳出面のむだを徹底して排除しようともせず、ただひたすらノイジーマイノリティーの既得権益を死守しようとする現政権のあり方は、とても容認することはできません。(拍手)
したがって、私どもは、平成十五年度予算は全く評価に値しないものと考えており、その決算である本議案についても、もとより賛同できるものではありませんが、以下、あえて本議案に反対する理由を付言します。
先ほどの委員長報告をお聞きになってもおわかりのように、議決案には数々の問題点が挙げられています。あれだけの長さだったので、よくおわかりになると思いますが。そして、それを遺憾と表しているわけであります。また、会計検査院による会計検査においてさえも、三百五件、四百三十億円もの不当事項等が指摘されています。中には、どう見ても犯罪だというほかないケースもありますが、刑事事件として立件されたものはごく少数にとどまります。議決案では、「会計検査院が検査報告で指摘した不当事項については、本院もこれを不当と認める。」となっています。さらに、財務省も、まるで本日の採決に間に合わせるがごとく、一昨日、政府予算のむだ遣いや非効率性を点検した予算執行調査を発表しました。
さあ、代議士と呼ばれる私たちは、国民の血税をこう使いましたという行政府からのこの報告に、胸を張って国民のかわりとなって了承ができるでしょうか。立法府は、行政府の言うがままの追認機関ではありません。一国会議員として、この金の使い方で問題なしと選挙区で有権者に説明できますか。一体、税金を何だと思っているのでしょう。(拍手)かつて、今は某県の知事に転じている同僚議員が金返せとひな壇に向かって叫んでいたことを緊張感を持って思い出します。
最後に、特定案件において、議会制民主主義を崩壊させるがごとき、行政府のトップによる立法府への異常な介入がなされているとも言われる昨今、私たち国会議員は、党派にかかわらず、三権分立の精神を忘れず、立法府における国民の代表という原点を再認識すべきではないでしょうか。(拍手)
僣越ではありますが、議員諸兄が良心に従って行動されんことを切に願って、討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) |
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