民主党 長浜ひろゆき
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長浜分科員:  大臣、長浜博行でございます。
 千葉県選出の一年生代議士でございまして、きょうの質問は、実は一週間前、同じ部屋ですが、環境委員会の理事をやっているものですから、環境委員会でも質問をした一点、二十一年間にわたって水質が、いわゆるCODのワーストワンを続けている湖といいますか沼に関する質問ということでお願いをいたした次第でございます。それは、実は私の選挙区といいますか、今申し上げましたように、千葉県の我孫子市というところにある手賀沼の問題であります。
 確かに、一つの地域の問題かもしれませんが、表現がよろしくないかもしれませんが、二十一年間にわたって日本一を続けているという大変重みのある問題であると自分自身は認識をしておりますし、私のところは国会議事堂から千代田線で一本で通ってきておりますが、四十分から五十分、手賀沼のあるところはそれより二つ先の我孫子という駅でありますから、それにしても国会議事堂から一時間もあれば見に行けるようなところにございます。
 二十一年といえば、はかり出して二十一年でありますから、想像すればそれ以上、二十二年なのか二十三年なのかわかりませんが、昭和五十年、一九七五年以来続いている問題と理解をしていただければいいのではないかなというふうに思います。そのころ生まれた赤ちゃんは成人式を迎えて、もう既に成人式を越えてしまっておりますが、そういった状況になっても、生まれたときから大変きれいな風光明媚な地域なのでありますけれども、水質を言われると日本一汚いよと言われ続けて成人式を迎えたような状態でありました。
 大臣も千葉県の方にはある程度御関係もあるように伺っておりますが、千葉県のこの手賀沼の問題は、実は今まで環境問題と言われてきたような、例えば産業公害型のものであれば、その汚染源である工場とかあるいは建物などをどかしてしまえばそれで済む、こんなふうにも考えられるわけですが、私は自分で見てみますと、これは生活雑排水というか、人間が生活をする上でどうしても下水道整備が整わない状況で負わされている宿命と言わざるを得ないというふうに認識をしているわけであります。以前は、その手賀沼の周りは北の鎌倉というふうに言われまして、白樺派の武者小路実篤や何かが住まって、名文をしたためたかどうかわかりませんが、そんな地域でありまし
た。
 ですから、この二十一年間何が起こったのかではなくて、何が起こらなかったからこういった状況になっているのか、あるいは、大変不謹慎な質問ではありますが、いつになったら日本で二番目に汚い地域になれるのか、こんな素朴な問題意識を持ちまして、環境委員会においても二度ほど質問をさせていただいたところでございます。
 後ほど、この二つの、私自身考えている、あるいは地元の住民が待ち望んでいる北千葉導水事業、これによって試験通水が行われて、本通水が行われることによってCOD値が半減をするというふうにも漏れ伺っておりますから、この問題についても伺いますし、あるいは今申し上げたような基本的な生活雑排水、要するに油物を食って、下水道がなければそれをそのまま流す、食生活も昔よりは充実をしてきて、脂ぎったものを食べるようになったのかどうかわかりませんが、そういった基本的な生活様式の変化に伴うところの下水道整備の問題、こういった問題についても、細かくは伺いますが、今申し上げましたように二十一年間にわたって水質が一番悪い地域がずっと存在し続けている、こういうことについて大臣の御見解を賜ればと思います。
松田政府委員:  委員お話しの、手賀沼の二十一年間ワーストワンというようなことで、非常に汚濁が進んでなかなかよくならないというお話でございます。
 私どももかねてから、河川管理者というような立場で、手賀沼の浄化ということは大事な課題であるというふうに考えてございます。
 しかし、問題の地域は、柏あるいは我孫子、あるいはちょっと流域が外れますけれども、松戸あるいは沼南町というような、首都圏の中でも非常に人口の急増地帯でございまして、下水道の整備あるいは人口の急増に伴ういろいろな地域整備というものが十分にいかなかった、幾らやっても人口増に追いつかない、そういうような事情もございまして、手賀沼の浄化に対する具体的な施策としては、お話しのとおり、下水道の整備とかあるいは手賀沼自体に沈殿したヘドロのしゅんせつとか、それから、また後ほどお話に出るのだろうと思いますが、北千葉導水事業というようなことで、利根川の水を運びまして、それを手賀沼の中へ浄化用水ということで流してやるというようないろいろな施策を総動員いたしまして手賀沼の浄化を図っていくというようなことで、国、県あるいは地元一体となってその浄化あるいは改善に対して努力しているところであります。
長浜分科員:  細かい説明はまたお願いをしますので、大臣、恐縮ですが、今申し上げたように、御感想でも結構ですので、日本一水質が汚い地域が固定され続けているということを、一般論のコメントで結構ですからひとつお願いをいたします。
中尾国務大臣:  一般論でというお言葉でございますから、お答えに満足いくようなことになるかどうかはわかりませんが、私の知り得る範囲で申し上げさせていただきたいと思います。
 今も河川局長の方からも御報告申し上げましたように、地域住民の方々のかけがえのない財産であるということは私も認識をしております。しかし、近年手賀沼一帯が周辺地域の都市化の、著しい都市化であるそうでございますから、その影響を受けて水質汚濁が委員御指摘のとおりに非常に進行しておる、そして、ある意味においては何かアオコが発生しているというようにも伺っておりまして、種々の問題が顕在化していることだけは間違いないというふうに承知しております。
 現在、手賀沼に係る湖沼水質保全計画というものに基づいて、建設省としては下水道整備及び北千葉導水事業による浄化用水の導入であるとか、先ほど局長も言いましたように、ヘドロのしゅんせつ等から成る湖沼の総合的な浄化対策を推進していかなければなるまいな、このような認識に立っておる次第でございます。
長浜分科員:  ありがとうございます。
 建設大臣に御質問をする機会は私は初めてなんでございますが、いずれにしましても、建設省におかれましても、単に手賀沼の問題ということではなくて、今申し上げましたような、いわゆる半端な状態ではないんだ、この二十年間の重み、さっきも申し上げましたように、手賀沼というのは日本一汚いんだよと赤ん坊に言っても理解はしませんでしょうけれども、その赤ん坊に仮に一言語ったとしたら、その赤ん坊が成人式になってもそれが改善をされていないというようなところの地域が身近にあるんだ、国会議事堂から非常に近くにあるんだということを御認識をいただいて、一番最後に申し上げようと思っておりましたが、電車に乗っても近いところでございますので、この間の環境委員会のときも岩垂環境庁長官にも申し上げましたが、大臣もぜひ一回御視察をいただきましてその実態を、夏じゃないと今お話ありましたようにアオコのあの独特の臭さはわからないものですが、ぜひ見ていただきたいなというふうに思うわけです。
 今、どうしても下水道の問題を述べなければならないのですが、千葉県においては、これは県ですが、さわやかハートちば五か年計画というのを県の方で立てております。そういった中において、北千葉導水事業というのが、国の事業でありますが、県の段階においても、この問題をお尋ねするときに、いや、それは建設省がやっておられる北千葉導水事業が私の理解に間違いがなければ平成七年度で完成をするんだ、そして、間もなく試験通水も始まりますからこれに期待を注いでいるんだというような一般市民の方々の声を聞くわけであります。
 ですから、私自身見てみますと、現実に毎日そこから通っているわけでありますが、とても今の状態で試験通水が始まるような状態にはなっていないのではないか、ひょっとしたら工事がおくれているのではないか、こういう問題を感じているわけでありますけれども、その点について伺いたいと思います。
松田政府委員:  委員お話しの北千葉導水事業の計画、平成七年度完成と伝えられておったのが、どうも現場の状況からいうとおくれておるのではないかということでございますが、結論から申し上げますと、そのとおりでございます。
 若干いきさつの御説明をさせていただきますと、当事業につきましては、昭和四十七年に事業化されておりますが、工事の内容は、全体で約二十九キロメートルの導水路、パイプラインとかトンネルとか、あるいは場所によってはオープンチャンネルと申しますか、川のような部分もございますが、それから三カ所の揚排水ポンプの整備等でございます。現在、手賀沼と利根川を結ぶ第一導水路の一部区間あるいは管理施設等を残しておりますが、残る工事を鋭意現在促進させている状況でございます。
 おくれました理由につきましては、特に導水路工事につきまして、用地買収、やはり農村地帯というよりは都市近郊の宅地見込み地のような土地が多うございますので、パイプラインを入れるような土地でも用地買収を行うというような必要がございまして、用地買収に時間を要したこと、それから、地下をシールドトンネルで施工する区間を有するのでありますが、手賀沼周辺は御案内のとおり超軟弱地盤地帯でございまして、そのシールド工事が非常な難工事となりました。そういったような諸般の事情により、平成七年度完成は困難な状況でございます。
 具体的に現時点では、JR成田線と北千葉導水路の交差する部分につきまして、ここもちょっと工事がいろいろ難航しておりますが、平成七年度当初の準備工事の段階で地盤の強度が非常に小さいことが判明したため、ここのシールド工事にも時間を要したということから、現在半年間おくれる見込みでございます。このため、試験通水に必要なポンプその他導水路の水を流すのに必要な施設が整備されるのは平成九年度というふうに考えてございます。
 建設省といたしましては、北千葉導水事業の完成が手賀沼の水質改善に非常に大きく寄与すると
いうことから、その効果を早期に発揮することは極めて重要であると従来から考えてございまして、工事は諸般の事情でおくれましたけれども、鋭意促進することにしております。
 今後、管理設備等の残工事の進捗を図り、それから試験通水ということになりますと、関係の地方自治体や利根川その他下流の利水者、その他関係者大勢いらっしゃいます、そういった関係者の方々との調整を行った上で試験通水を早期に開始し、その後の本格運用ということに向けて努力してまいりたいと思っております。
長浜分科員:  それと、私の認識で間違いがあれば教えていただきたいのですが、当初の四十年代から始まった計画の中において、いわゆる利根川の水を江戸川に逆に通水して工業用水の確保をしようというような当初計画といいますか、それの変更が途中であったことはないのかどうか。つまり、手賀沼の汚染が予想以上にひどいといいますか、それから、いわゆる工業用水の、産業構造の変化に伴ってそれほどに必要もなくなった、こういった意味での、例えば四十年代、五十年代での、今土地の買収の話がありましたが、こういった利用の用途の変更に伴って若干計画変更があったということはございませんか。
松田政府委員:  北千葉導水路の目的は三つございます。
 一つには、これは私たちの言葉で治水と申しておりますが、手賀沼とか、松戸市に流れております坂川といった内水河川あるいは湖沼の洪水対策、それから手賀沼の水質浄化、これは坂川の水質浄化も含まれてございますけれども、そういった河川の工事、これを治水と申しております。これが第一の目的であります。
 それから、第二の目的が、水道用水の供給ということで、埼玉県、東京都、北千葉広域水道企業団、こういった水道のユーザーに対する水道用水としての原水の供給、それから千葉県に対する工業用水の供給ということで、この辺の目的については大きな変化はなかったと理解しております。
 それで、工事が何でこんなに時間がかかったかということでございますけれども、やはり、先ほど御説明いたしましたように、基本的には用地買収等に非常に難航したということと、やはり沼の周辺ということで、軟弱な地盤層が非常に厚かったようなことから工事自体が難航したというようなこと、それからやはり、あちこちに、要所要所にかなり巨大なポンプ場を設置するような関係から、事業費も非常にかさんでいるというようなことという諸般の事情により時間がかかって今日に至ったというふうに考えてございます。
長浜分科員:  そこで、今お話にありました一番注目すべき点なのですが、いわゆる利害関係者と言ってはなんですが、利根川の漁民の方とか、いわゆるそういったところのお話し合いの進展の状況のぐあいとか、それから端的に言えば、試験通水は一体いつになるのか、それから、その試験通水をする時期が確定したとして、本通水までどのぐらいの時間がかかるのかということを、できればといいますか、具体的に教えていただければというふうに思うのですが。
松田政府委員:  河川の水利秩序といいますか、利用者の利害の調整といいますか、特に利根川周辺は古くから文化が発達しているところで、大勢の方が古くから住んでいらっしゃいます。したがいまして、その地先地先に、それぞれの農業用水とか、あるいは漁業をやっていらっしゃる方々とか、あるいは場合によっては例えばその川で物を洗うとか、いろいろな意味の川を利用する方々の利害関係が複雑に入り乱れております。そういった中で新しく導水路をつくって利根川と江戸川を結んでしまうというようなことになりますと、何百年も続いてきたそういった水利秩序といいますか、一種の地域の慣行を崩すことになります。
 したがいまして、そのときに円滑に進めるためには、やはりその川の沿川の方々と何度も打ち合わせいたしまして、理解を求めながらやっていかなければならない。しかも、利根川の水と江戸川とを結ぶ、あるいは途中の手賀沼を通過していくというような話になりますと、やはり沿川の方々は、将来の水質がどうなるのであろうか、今安心して使っておる川の状態がどうなるのであろうかと疑問をお持ちになるのは当然だろうと思います。
 したがいまして、試験通水の期間中に水質の調査、試験をしたり、あるいは漁業、漁業といいますか、そこに住んでいる水生生物にどういう影響があるのだろうとか、水の流れがどう変わるのだろうかとかいういろいろな調査をいたします。通水試験というのは一年ぐらいというのが一般的でございますけれども、これはやはり、現場は現場でございますので、原則論的には一年ぐらいじゃないかと思いますけれども、現地の状況によってはそれより長引くこともあり得ますし、今の段階で何年までかかるということは非常に申し上げにくいのでありますが、一応、先ほど申し上げましたように、通水設備は平成九年に完成の予定と考えておりますので、それからしかるべき通水試験を行って、周辺の方々の御理解を求めて本通水に移る、そういう手順を考えてございます。
長浜分科員:  大臣、ですから、今お話がありましたように、ハードの部分においても若干の計画のおくれがありますのですが、それよりもむしろ大事なのは、実はこのハードが完成をしてもなおソフトの面で、いわゆる周辺住民じゃなくて、今度はその水の流れていく先でありますけれども、こういった膨大な利害関係者との話が始まらないと、この手賀沼は、今二十一年ですけれども、ひょっとしたら二十二年か二十三年か、この北千葉導水がすべてとは思いませんけれども、どんどん解決がおくれていくということも考えられますので、きょうは大変短い時間で、明確な御答弁をいただけませんが、それで結構ですけれども、これはお尋ねしますので、ぜひ細かく後ほど教えていただければというふうに思います。
 ですから、北千葉導水というのは、建設省の方がどのぐらい認識をされているかどうかわかりませんが、地元の、情報がはっきり言って余り行き渡ってない普通の庶民の方々にとっては、何か手賀沼浄化のスーパースターというような状況で、これが通ればCODが半減するというシミュレーションのうわさも、うわさじゃないですね、そういう話も伝わっていますので、一日も早い完成を待っているということは事実ですので、それを申し上げさせていただきたいというふうに思います。
 それから、下水道の状況であります。
 手賀沼に直接注ぎ込むというよりも、一級河川である大津川とか大堀川とかいう形で、手賀沼がある我孫子市ではなくて、松戸市や流山や鎌ケ谷市、こういったところから流れ込んでいるというような状況の中で、下水道整備の状況と、それから今後の動向について教えていただければと思います。
近藤(茂)
政府委員:
 手賀沼流域下水道につきましては、五市三町の区域を対象といたしまして、昭和四十六年度に事業着手されて、五十五年度に一部供用開始され、平成六年度末の段階で大体下水道普及率五八%、七年度末の見込みが六一%という状況でございます。
 今後どうするかということでございますが、新しい第八次下水道整備五カ年計画、下水道整備緊急措置法の一部改正も国会に提出させていただいているわけでございますが、それに基づく新しい下水道整備計画に基づいて早急に整備するということになろうかと思いますけれども、この新しい五計期間内では、この流域下水道の幹線管渠、これは概成できると思いますので、この新五カ年計画の期間内には普及率も相当程度上げることができるのではないか、かように考えているところでございます。
長浜分科員:  ですから、最初に申し上げましたように、とにかくその下水道整備が、北千葉導水事業が着工がおくれて、しかも試験通水から本通水になるまで時間がかかるのだとしたら、逆に言えば下水道整備に頼らざるを得ないわけであります。
 そういう中において、私が調べたところによれば、この近隣各都市の__千葉県というのは実は全国平均を、大幅にと言ったらなんですが、下回っている地域であります。下水道普及率が悪い。しかも、今言ったように、手賀沼があります我孫子市においては八五%ぐらい実は下水道整備が進んでいるのですが、おくれているのはどこかといえば、流域人口は我孫子で四万四千ぐらいしかないはずです、柏は逆に二十六万も流域人口がございますが、大体五三%、大津川の流域は五二%ぐらいではないかなというふうに思いますし、松戸でも流域人口は三万おりますし、流山でも二万ぐらい住んでおられますが、松戸においても四九%、流山では何と二七%というような数字をいただいているわけです。
 ですから、最初に御説明いただきましたように、余りにも急激な人口増加に伴って下水道整備が間に合わなかったと言われてしまえばまさにそれだけの理由であるわけですが、しかし、現状の中においてもこの地域というのは今でも人口がふえておりますし、きょうのメーンの問題ではありませんけれども、常磐新線というようなものが通って沿線の市街地開発などをすればさらにまた人口がふえていくところでもありますので、そういった、ほかの先生方がいらっしゃるとなかなか申し上げにくいのですが、全国の下水道地域の最重点地域として、あるいは、こういう言い方がよろしくなければ最初に申し上げたように、建設省の全力を投じて、二十一年間にわたって水質が一番悪いと言われている地域を何とか、二番じゃないですけれども、よくしてみようじゃないかというふうに特別プロジェクトに情熱をかけていただいて、ぜひ、こうでもしないとこの二十一年というのが二十二年から二十三年というのは、さっきくどくど申し上げましたように、改善の見込みがないところでありますので、もう一回、下水道に関して特段の御配慮をいただけるのかどうかという問題も含めて御答弁を願えればと思います。
近藤(茂)
政府委員:
 確かに先生御指摘のとおり、この手賀沼流域における人口の伸びというのは非常に大きい。ただ、先生、トータルとしての私どもの公共下水道、流域下水道の整備促進によって処理人口の伸びを見てみますと、人口の伸びをある程度は上回っているという状況にはあるわけでございまして、そういう意味合いにおいて、今までもこの地域における環境整備の重要性というのは認識して、重点的に取り上げてきたということは言えるかと思いますが、確かに先生御指摘のように、言い方は悪いですけれども、圧倒的ワーストワンという状況でございますので、下水道整備という観点からも一生懸命その整備に努めていきたい、こういうふうに考えております。
長浜分科員:  水というのは地球上のすべての生命の源でありますし、地球上には、いろいろな資料がありますでしょうが、大体十四億立方メートルの水があるとき、その九七%が海水であります。淡水のうちで、さっきお話もいただきましたように、飲料に供するとか、産業用に供するとか、あるいは農業に供するとか、こういったところに利用できる川とか湖沼の水はわずか〇・八%にしかすぎない、こういうことも世界的に見れば言えることでもあります。
 今私が最初に申し上げた、二十一年間にわたってとにかく水質が改善をされないということで、二つのポイントに絞って、一つは、建設省が進められている北千葉導水事業、そしてもう一つは、特にこの問題を解決するためには流域下水道の整備が必要なのだ、この二点で御質問をさせていただいていたわけでありますが、最後に、大臣のこの質疑を通しての御感想をいただければと思います。
中尾国務大臣:  私はずっと聞いておりまして、東京の特に近郊に、最も近い地域にありながら、そのようなワーストナンバーワンというような場所があるというふうなことは、確かに委員御指摘のとおりに看過できない全く大きな問題だなと思います。同時に、そういう意味におきましては、下水道そのものの役割における平均値からいったならば、相当にこちらも力を入れていることは間違いないのでしょうけれども、その比率の対象からいくならば、それはなかなかうまくいっていないという先ほどの局長の御答弁も聞き及びました。
 そういう意味におきましては、先ほど何か御要望もございましたように、私も折に触れ時に触れ、今の環境庁長官とも話し合ってみたいとも思っております。なかなか岩垂環境庁長官はその道における専門家でもございますし、環境問題といいましょうか、エンパイロンメントの問題というものに大変に造詣が深いと聞いておりますし、非常にその点においても私どもにもいろいろと何か訴えたいこともあるようでございますから、私も近くそれも聞いてみたいな、こう思っております。
 そこで、先ほどの御要望がありました点についても十分に受け付けた気持ちで受けとめさせていただいて、脳に刻み込んでおいて、そして時と場合においては、そういう点も私自身も機会あらば伺わせてもいただければなと思っておりますし、同時にまた、そういう委員がそれだけ御熱心に御指摘なさって、遂行しようとしている志を何とか満足させるような方向にということは、委員だけの問題ではなく全体の方々のためでございますから、そういう方向に一生懸命努力することはお約束をさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
長浜分科員:  質問を終わります。どうもありがとうございました。
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